Kinect内蔵の4つのマイクでビームフォーミング(指向性録音)!KinectのUSBマイクがWindows上で使えるようになってました。 表示名はマイク配列 Kinect USB Audio。 インストールもMicrosoft提供のSDK Download Kinect for Windows SDK betaをインストールするだけで、マイク部分は比較的簡単に使えます。 | (クリックで拡大) |
インストール方法
Microsoft提供Kinectドライバと、KinectSDKのインストールについて。
MicrosoftのKinect用Windows SDKダウンロードページからダウンロードします。
64BitOSの場合は、64Bit版の方をダウンロードします。
64BitOSで32Bit版をインストールしようとしても、インストール時に「64BitOSなら64Bit版の方使ってくださいね」的なメッセージが出ます。
ダウンロードしたファイルを普通にインストールします。
マイク部分はすぐに使えますが、付属のサンプルプログラム等とKinectカメラ部分を利用出来るように
OS再起動か、ログオフ&ログオンします。
「これだけ、簡単。」
「よくわかりませんが、Windowsでキネクトのマイクが使えます。」
4chと表示されていますが、録音ソフトで実際に録音できるのは2chまでの模様。
波形を見るとちゃんとステレオ録音は出来ていました。
感想
「音質は、良くはない。」
「16kHzですが、思った程悪くもないです。でも結構周りの音拾ってます。」
「離れてもそれなりに音拾うね。でも周囲の雑音をかなり拾うよ、という現状。」
「あまり指向性録音とかビームフォーミングとかは実感できず、声以外の音を拾いまくりのマイクでした。」
KinectCam カメラ部分の話
カメラ部分も生放送に使えるようになってきましたが、現段階で配布されているKinectCam.ax(Kinectをキャプチャデバイスとして表示してくれるフィルタ)を使うとブラウザ配信(かんたん配信)時に支障が出ます。配信ページを開くだけで設定もできずにエラーが出て落ちる(IE)、ブラウザ固まる(Chrome)という状態になります。FMEにKinectカメラを選択するとFMEが強制終了しました。
KinectCam.axを使わずに、SDK付属のサンプルプログラムでカメラ表示させてデスクトップキャプチャーで取り込むのが今のところ安定っぽいです。
改善版が早めに出てくる事を期待中。
左画像は ふぬああの設定画面。 ビデオとオーディオのプレビューが可能でした。 |
Skypeでもビデオ表示出来ました。 |
Kinectをキャプチャデバイスとして表示 暫定インストール方法 (Microsoftドライバの場合)
MicrosoftのKinect SDKをあらかじめインストールして、再起動かログオフ&ログオンしておきます。
KinectCam.axを今後移動しない場所に置きます。 install.batとUninstall.batを自分で作ります。 メモ帳などで中身を編集します。 install.batの中身→ regsvr32.exe KinectCam.ax Uninstall.batの中身→ regsvr32.exe /u KinectCam.ax |
アンインストールしたくなった場合はUninstall.batを実行します。
XSplitで配信する場合には使えますが、他の配信方法だとエラーになりやすく、まだ実用的ではない印象です。
参考ページ 各ドライバごとにキャプチャデバイスとして表示させるものがあります。
Microsoft Kinect SDKのドライバ使用 | http://angryfacing.com/2011/06/use-kinect-as-a-webcam-on-skype/ 今回試したのはこちらの方法 | |
OpenNI Primesenseドライバ使用 | http://www.kinectdevs.com/(長いので略)-t5.html (深度・普通・追尾カメラの3つ追加で面白いですが安定していない様な。) | |
Open Kinectドライバ使用 | http://www.e2esoft.cn/kinect/ OpenKinect driversのインストール必要。 |
OpenNIや、PrimesenseドライバのKinectCamのキャプチャデバイス方がもしかすると問題が少ないかもしれません。
Primesenseドライバの方のKinect Virtual Camera Kinect Virtual Camera : Depth (深度) Kinect Virtual Camera : Image (普通のカメラ) Kinect Virtual Camera : SmartCam (人物追尾カメラ) こちらのツールの場合はの上記の3つが追加されました。(要OpneNI関連) Skypeやふぬああでの表示は出来ましたが、ニコ生に使うと表示が乱れてしまいました(こちらの設定方法が間違ってたかもしれません)。 |
日本の住宅事情に向かないKinect。 マイク部分がパソコンでも使えるようになってきたので、 Webカメラ用途のツールを充実して欲しいです。 「家ゲーは座ってプレイしたいお。」 「ですよねー。」 「立ってプレイとかジャンプ回転とか誰得。」 |