音声部分(VSTi)
初音ミク(Realtime VSTiの部分) 無料で済ませたい場合にはミクではなくなりますが AquesToneでも可
先日のニコニコ大運営コミュニティ(co1)の生放送「ニコ生セッション♪」をより快適に楽しむ方法!」で、いーえるP様が初音ミク参加されていた放送を視聴しました。ボカロでセッションリアルタイム参加というのも面白そうなので 、今回は、ニコ生セッション♪でリアルタイムミクをしてみる覚え書き。
セッションでボカロ声は主張が激しいため、身内枠向きかも知れません。
SM PRO AUDIO V-Machine(7万円くらい)等のハードウェアVSTプレイヤーを利用できれば簡単かもしれませんが、価格的な理由からパス(ボカロ対応しているんだろうか?無理っぽい気が)。
音声部分(VSTi)
初音ミク(Realtime VSTiの部分) 無料で済ませたい場合にはミクではなくなりますが AquesToneでも可
VOCALOID2_Realtime |
AquesTone ゆっくり声で有名なAquesTalkと開発元が一緒です。 ゆっくりというよりもどちらかというと、UTAUのデフルト声っぽい感じになります。 (UTAUデフォルト声がそもそもAquesTalk利用だったりします) |
ミクさんや、AquesTone等のVSTiを鳴らすのに必要なVST Host
CubaseあたりのDAWソフトが有名ですが、有償ソフト(オーディオインターフェースにLE版が付属することがあるので、それを使用してもOK)です。DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトですので、リアルタイムで鳴らす以外の機能が多すぎて使いづらいかも。重いですし。
Cantabile Lite(無料版) が無料、PCのキーボードをMIDIキーボード代わりに使用でき、VSTi,VSTeどちらも使用できるため、今回の記事ではこれをメインに使用しています。独特の操作画面と、強制終了しやすい気がするのが弱点。 ASIOとDirectSound両方対応しています。ASIO推奨。
VSTplayer こちらも簡単で、VSTiを鳴らすには便利です。無料です。こちらはCantabileと違って、ASIOとMME対応です。Realtimeで鳴らす向きかも。
VSTplayer
MIDIコントローラが有る場合はVSTplayerが 簡単で使いやすいです。 |
Cantabile Lite
PCキーボードをMIDIコントローラ代わりに出来ます。 |
VSTi演奏時の遅延を減らすのと、NETDUETTO使用時の遅延を減らすのに必要なASIO対応オーディオインターフェース
4IN/4OUTでDSPルーティング可能な、ASIOの出力chが多いものがあると便利です(NETDUETTO使用時のトークバック対策ができて)。ニコ生個人放送向きには高価なため、今回は2IN/2OUTのASIO対応オーディオインターフェースを2台使用します(4IN/4OUT製品なら1台でも何とかなりますが、2台の方がわかりやすいかも)。
オーディオI/F1はVSTi演奏用に、オーディオI/F2はNETDUETTO用に、と分離することでASIOの占有やら何やらの問題の解消と、セッション時のトークバック対策ができます。
PC1台でオーディオIF2台よりも、PC2台オーディオIFは各1ずつ使用の方が、安定するかもしれません。
遅延なんかキニシナイ!、トークバックは相手の方に我慢してもらう、という場合には必要ないのですが、リアルタイムセッションをしたい場合は必須なのではないでしょうか。
MIDI演奏にあると便利なMIDIコントローラー
無くても、Contabile Liteを使用の場合はPCのキーボードで代用可能です。
また、ニンテンドーDSやiPhoneをMIDIコントローラー化する方法も有ります。
ウィンド・シンセのコントローラー
EWI USB |
品薄らしいMICROKEY | namoKEY2が春新発売のため
安くなっているnanoKEY |
MIDIコントローラーは、無くてもOKですが有ると便利です。
「Cantabileでミクさんを使う方法と設定がよくわかりません。」
「という訳でもう少し詳しく紹介してみる。」
CantabileのAudio設定で、ASIO機器を設定します。
Buffer Sizeも下げると遅延が減ります。 音がプツプツする場合はBuffer Sizeを上げます。 ASIO対応機器が1台しかない場合は、NETDUETTO側をASIO機器にして、Cantabile側はDirectSoundで、CantabileのBuffer Sizeを下げるのが良いかも知れません。 |
【VOCALOID2_Realtime.dll】をCantabileに ドラッグ&ドロップして、リアルタイム用のVSTiを読み込みます。 (New Pluginから読み込みでもOK) |
MIDIコントローラーを持っていない場合でも
【Capture PC Keys】をONにすると、 PCキーボードをMIDIコントローラー代わりに使用できます。 (マウスカーソルで画面上のキーボードクリックでも音が出ます) |
MIDIコントローラーがある場合は、
【MIDI Devices】→MIDI Ports で 使用したいMIDIコントローラーにチェックを入れます。 |
音量を下げたい場合はOutputから。
(他にも音量調節箇所が有りますが省略) |