別にUA-4FXを推奨しているわけではなく(ニコ生セッション用にはモニタ調節が柔軟なSteinberg CI1の方が使いやすかったりしますが)、UA-4FXの利用者が多い気がするので具体例を出して、UA-4FXでニコ生セッション♪の初歩的紹介ページです。オーディオインターフェースが無くても、DirectSound設定でもニコ生セッション♪は利用可能です。
(セッションはオーディオインターフェース+光回線の2つが揃っている環境推奨です)
公式特設ページは↓
ニコ生セッション♪特設ページ http://live.nicovideo.jp/s/session
- NETDUETTOのFAQはコチラ
- NETDUETTO βについてはヤマハのY2プロジェクトのNETDUETTO βページ が詳しいです。
ヤマハY2プロジェクトのページが特に詳しいので、そちらを参考にした方が良いんじゃないかなと思います。
バージョンアップ等で情報が古くなりやすいので、なるべく公式ページをご参照ください。
初めに押さえておくべきポイント
普通の放送と違い、ニコ生セッション・NETDUETTO利用時は、ステレオミキサー機能は必要ありません。もし、PC音をUA-4FXに繋いでミックスするような配線にしている場合は、配線を外して設定を元に戻します。
セッション時に、ステレオミキサー状態にしていると、相手の音が相手に帰ってしまい迷惑になってしまいます。
セッション利用時に音声機器に設定する、【Yamaha NETDUETTO Driver(WDM)】が、ステレオミキサーの代わりの動作をします。
特に、UA-4FXをお勧めしているわけではなく、具体名が有った方がわかりやすいかな、ということで今回は名称を使用しています。セッションの限定場合はSteinberg CI1の方が使い勝手が良いんじゃないかとも思っています。他にも世の中には多機能だったり、高性能だったり、いろいろな製品が有りますので、DTM方面の製品も扱っている楽器屋さんか家電量販店等で、実物を確認してみると面白いんじゃないかと思います。
NETDUETTO βのダウンロードとインストール
NETDUETTO β ダウンロードページ ダウンロード、インストールします。 |
UA-4FXの設定
パソコンからUA-4FXのUSB接続を取り外した状態で、UA-4FXのスイッチの設定を行います。
- REC SOURCE : ANALOG
- SAMPLE RATE : 44.1
- ADVANCED DRIVER : ON
- 裏スイッチ MONITOR : AUTO (モニタOFF)
スイッチ設定後に、USB接続でパソコンとUA-4FXを接続します。
ちなみに、UA-4FXのドライバのダウンロードページはコチラ
Windowsの設定
Windowsの再生デバイス、録音デバイスで、UA-4FXを【既定のデバイス】に設定します。NETDUETTO βの設定
NETDUETTO起動前に、ブラウザや音の出るソフトは終了しておくことをお勧めします。生放送中の初回設定は、避けた方が良いです。
NETDUETTO β初回起動時のメッセージに従って、オーディオ設定を行います。
初回以外の場合はNETDUETTO βの左下の、オーディオ設定から、設定を開きます。
NETDUETTOのオーディオ設定を開き、
ドライバ設定に【UA-4FX】を選択します。 デフォルトのままだと遅延が大きめですので、NETDUETTOのオーディオ設定画面の【コントロールパネル】を開き、 バッファサイズを下げます。 (下げすぎると音がプツプツします) ・入力をモニタリングする ・遅延を加える については好みや設定や機器にもよりますが、使った方が良さそうです。 |
NETDUETTOの【マイクテスト】を使用して録音状態や、音がプツプツしないかを確認します。
音が途切れる場合は、再度NETDUETTOの【コントロールパネル】からASIOの詳細設定を変更します。 (変更後に一度、マイクテスト・再生テストを実行すると、表示されるバッファサイズ等が更新されるようです) 同様に、【再生テスト】を使用して、音が再生されるか、音量は適切か、などを確認します。 |
ニコ生放送ツールの音質44kHzで放送する場合は、NETDUETTO側も、44kHzにします。 |
NETDUETTOの画面左下の、【通信設定】は
回線が貧弱で、通信がきつい場合以外は、 通常は【音質優先】が音楽放送向きです。 音質優先 44kHz 標準 22kHz 帯域優先 11kHz の音質になります。 ここは遅延にはあまり関係がないので、できれば 【音質優先(44kHz)】を選択します。 22kHzだと音割れしていないのに、視聴者側では音割れしているような音だという意見が出てしまったりします。 11kHzの場合、残念な音質になります。 |
- ここまでの設定のポイント
- ASIOの詳細設定でバッファサイズを小さくする(しすぎるとプツプツ)
- 音質優先を選択する
ニコ生でセッション開始
NETDUETTOの設定やマイクテストが完了してから、ニコニコ生放送で、セッションを開始します。
NETDUETTO単体でルーム名(lv,coで開始しないもの)を自分で設定してセッションを開始して、放送でルーム名を公開してセッションする方法も有ります(コミュニティLv15以下の場合や、プレミアアカウント以外の参加者の参加を受け付けたい場合など)。
ニコ生のブラウザ連携で立ち上げたセッションの場合は、参加者が表示されるため、(有る程度)安全ですが、NETDUETTO単体で立ち上げたセッションは、どこの誰が参加しているのか把握しづらく、匿名性が高くなってしまうため、多少の注意が必要です。
音声 マイク(Yamaha NETDUETTO)を選択します。
FME(外部配信ツール)の場合も同様に、音声機器にマイク(Yamaha NETDUETTO)を選択します。 マイク(Yamaha NETDUETTO)は、NETDUETTO起動時のみ、音声に使用できます。 |
セッション♪タブから 「新しいセッションを開始」でセッションを始めます。
セッション初回時は色々とブラウザ警告が出たりします。出てくる表示や文章を読み、指示に従ってセッションを開始します。 セッションタブの表示がおかしい場合には、放送画面の「更新する」か、「ブラウザの更新」をします。 |
ブラウザ連携は不具合も多いようです。
このあたりはあまり把握していないのでよくわかりません。
ニコ生の「更新する」ボタンを押すか、ページを更新するか、ブラウザを変更するとよいかも知れません。
ウイルス対策ソフト等の動作がNETDUETTOの通信を妨害することもあるらしいとかなんとか。
NETDUETTO β操作画面
見た目通りの簡単操作です。
遅延量の横の顔文字
(^-^) (・_・) (>_<) (T_T) |
【詳細情報】画面
音質重視44kHz設定側からはそれぞれの相手の、音質設定が見えます。 22kHz設定側からは相手は44kHz設定でも22kHzで表示され、帯域優先設定の相手の場合は11kHzが表示されます。 帯域優先11kHz設定側からは他の接続相手が44kHz設定または、22kHzでも、11kHzが表示されます。 |
自分と、相手の音量の確認をします。
実際に音が途切れないかと、相手との遅延の程度やタイミング確認をします。
放送側での音量を確認し、セッションを開始します。
レイテンシー(遅延)が大きくても、放送側では、ずれていないようにする
レイテンシーが大きくて、演奏タイミングがずれまくり、という場合でも生放送の視聴者さんには違和感無くセッションを行うには、というメモ書き。
放送している配信者(Aさん)が、他の参加者(Bさん)の音を聞いて合せて演奏します。
Bさんは自分のペースで演奏します。BさんはAさんの音には合わせません。
これで、生放送の視聴者さん側ではあまり遅延やずれが無いかのような音声配信になります。
Bさんからするとセッションっぽくないかもしれませんが、Skype一方通行セッションよりは臨場感が楽しめます。
MP3→WAVEファイル変換ソフト
NETDUETTO βで音楽再生用に使用できるファイル形式はWAVE形式です。
mp3からwavへの変換には『EcoDecoTool(えこでこつーる)』が簡単かと思います。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se445019.html
WAV → MP3、MP3 → WAV等の変換が出来ます。
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何か困った場合には、ヤマハY2プロジェクトの公式ページと、FAQが詳しいです。
ニコ生セッション♪特設ページ http://live.nicovideo.jp/s/session
- NETDUETTOのFAQはコチラ
- NETDUETTO βについてはヤマハのY2プロジェクトのNETDUETTO βページ が詳しいです。