エコー・リバーブを生放送に利用できるソフト等の比較

エコー・リバーブを生放送に利用できるソフト等の比較

歌枠にエコー・リバーブ等の効果を使いたい場合の方法の比較。
正しくはリバーブのような気がしますが、日本語圏ではカラオケの時にマイクにかかる効果みたいなものは全部エコーって言っちゃう場合も多いみたいなので、このページでもエコーって表記しちゃってます。
他にもソフトやハードは色々ありますが、生放送で使われてそうなものを一部抜粋して比較しています。

エコー系のソフト VSTプラグイン利用 機器を買う
名称 カラオケエコー 簡単にエコーっぽくツール 猿ちぃ+VSTプラグイン VAM
Virtual Audio Mixer
+VSTプラグイン
X-Fi GO!等の
マイクエフェクト機能
UA-4FXのリバーブ機能
外観 kecho echo sar vam
簡単さ 設定簡単。エコーの調節はやや難。 設定簡単。低機能。エフェクト量の調節も簡単。 VSTプラグインの準備などやや面倒。 FME(配信ツール)の使用が前提になる。 設定も、エフェクト量の調節も簡単。 簡単。オーディオケーブル必要。
遅延 マイクだけエコーしようとするとかなり遅延に。
ステレオミキサーを入力にすると許容範囲(音量注意しないとハウリング)。
エコー分の遅延なので許容範囲。
曲とマイクがずれない。
マイクにだけエフェクト適用すると、曲とマイクがずれる。 遅延が調節できるが、無調節だとそれなりにずれる。

他のソフトでも同様だが、長時間使っていると音声遅延。
気にしない人にはそれ程きにならないらしいが、やや遅延あり。 遅延なしとは言えないが曲とずれない。音量や、エフェクト量の調節が手元操作で使いやすい。
歌枠 マイクだけエコーは歌枠には難。ステレオミキサーにエコーを適用なら歌枠可能。音量注意しないとハウリングになる。 曲にもエコーがかかるが、歌枠可能。

マイクだけにエフェクトしたい場合は向かない。
歌枠には向かない。
VSTプラグインの試用や動作確認には便利。
調節すれば歌枠も可能、と言われるが、自分でマイクをモニタしづらい(遅延のため)。
そもそも自分の声を聞かない設定だと歌枠には向かない気がする、が使いこなせれば非常に便利。
マイクだけにエフェクトが使用できる。曲はそのままでマイクだけに効果が使用でき、放送には使いやすい。遅延する気がする場合も慣れれば許容範囲。 いわゆる『疑似ステミキ』状態だと曲にもエコーがかかる。軽くリバーブをかける程度にはそれでも使える。
マイクだけにエフェクトをかけたい場合は、別のつなぎ方になる。
難点 エコー量の調節がやや難 低機能すぎる

音量を下げたディレイを重ねてるだけ
遅延、エコーさせたい場合は遅延もエコー成分なので割り切って、エフェクトの種類とかけ方を工夫 遅延の調節作業がやや難。
モニタしながら歌いたい場合はさらに難。
購入する必要がある。
価格が比較的高価。マイクだけにエフェクトをかけたい場合には向かない(設定・接続方法次第で可能だが、マイクだけにエフェクトをかけやすい後継機待ち中)。
           
個人的な感想 意外と調節がいい感じにならない。
思い切って入力をマイクからステレオミキサーに、音量注意しないとハウリングするけど、入力ステレオミキサーの方が曲とマイクがずれずに使いやすい気が
簡単。
エコー量の調節が簡単なので、たまに遊びで使ってます。
ハウリングさせるだけの超低機能ツール。
猿ちぃは動作確認程度には便利ですが、VSTプラグイン利用には低機能すぎ。

他のVSTHost系ソフトで代用可能。
使いこなせたら便利そう。モニタの関係から歌枠エフェクトには向かない気もするが、できないこともない。

自分の声を聞かずに歌いたいなら有りかも。
買っちゃうのが簡単なので初心者はこれで十分遊べる。

生放送向きの使えるおもちゃ。

あると便利。
生放送向きの新機種が出ないか、新機種待ち中。

曲にエフェクトかかるって言ってもエフェクト量の調節次第で使える。

名称 カラオケエコー 簡単にエコーっぽくツール 猿ちぃ+VSTプラグイン VAM
(Virtual Audio Mixer)
+VSTプラグイン
X-Fi GO!等の
マイクエフェクト機能
UA-4FXのリバーブ機能

総評 どれも一長一短(無料→遅延する。機器→お金がかかる。)でこれといってお勧めできるものは無かったりします。用途にもよりますが、遊びならソフト系が便利です。買う場合についてはお勧めできるものがないので、生放送向きの新機種が発売されるのを待ってみた方が良い気がします。
エフェクターやアログミキサーの利用や、DSPエフェクトが使える機器については個人生放送にはまだまだ価格が高いと判断し載せていませんが、DSPエフェクト系機器の中にも生放送向きの機器があるかもしれません。


追記、cotton@ニコニコ工作室(co317933)様の生放送で紹介されていた『SAVIHost+RoomReverb』が、生放送用に一度設定をしておくと、すぐに使えて手軽かも。これもソフトウェア利用方式なのでPC負荷が多少掛かってしまいますが、無料でエフェクトを試してみたい場合には良いかも知れません。




機器を購入する場合は、エフェクトが簡単に利用できます。

ソフトでもエフェクトをかける方法はありますので、色々試してみて、自分の使用したい用途に合うものを探してみるのが良いんじゃないかと思います。















posted by 水おいしいです^o^ at 2010年12月13日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 更新情報をチェックする
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