Creative 製品公式ページ
製品公式より『マイク入力端子はパソコン向けに一般的なエレクトレットコンデンサマイクに加えて、カラオケなどで使用されるダイナミックタイプのマイクにも対応しています。再生リダイレクト機能(ステレオミックス機能)にも対応(Windows 7およびWindows XPのみ)、ネット放送やインターネットカラオケにも最適です。』というニコ生歌枠さんには気になる新製品です。
※再生リダイレクト(ステレオミックス)機能はWindows 7およびWindows XPのみ対応。Windows Vistaでは使用できません。とのこと。公式によるとVistaでの再生リダイレクト機能は今のところ非対応らしいです。あたまにきたどっとこむ様にVistaで動作したらしい情報。
※ライン/フォノ入力とマイク入力の信号は排他使用となります(ライン入力とマイクは同時に使用できません)。
AV Watchの記事に分解写真があります。フォノイコライザー用途と再生用途に良いんじゃないかという記事。
インストール、設定、放送の手順
1. 準備 ドライバのインストール
Creative USB Sound Blaster Digital Music Premium HD (SB-DM-PHD)をPCのUSBポートに接続します。
同梱CD-ROMからドライバをインストールします。
ドライバのインストール後に再起動が必要です。再起動します。
Creative ソフトウェア オートアップデートについて
Creative ソフトウェア オートアップデートを実行しておくと、最新版のソフトウェアにアップデートできます。
気になる場合にはアップデートすると良いかもしれません。
Creative ソフトウェア オートアップデートは[すべてのプログラム]→[Creative]にあります。
とりあえずドライバのインストールだけ完了しておくと、再生リダイレクト機能を使って放送が出来ます。
マイクやヘッドホンSB-DM-PHDに挿します。
ニコ生だと、たまにパソコン本体側にマイクやヘッドホンを接続したまま、USBのサウンドカードはUSBで接続しただけの状態で、設定で困っている人を見かけます。
2. 設定
デバイスの設定をしたり
マイクのミュートを解除して
音量を調節します。
生放送用に重要なのは「再生側」のスピーカーの「マイクミュートを解除」することです。
音量調節は放送内容や機器によりますが、『BGM小さめマイク大きめ』になるようにするのが生放送向きかと思われます。
カラオケ放送の場合は、『普段はBGM小さめで、歌うときだけBGMを上げる』場合が多いです。
たまにマイクミュートの解除ではなく、Windows7の「聴く」機能を使っている場合を見かけますが、個別のデバイスを同時に使いたいとき以外は「聴く」機能は使わない方が良いんじゃないかと思います(「聴く」だと遅延が大きいので)。
3. 放送
放送します。
ステレオミキサー機能(再生リダイレクト)を使用している状態で自分の放送を自分で聴くと、エコーしたりループしたりハウリングしたりしてしまうので
自分のニコ生の放送の音量はミュートにします。
ニコ生の設定で音声機器をSB-DM-PHDの再生リダイレクトにします。
音声機器を切り替えて音声が届かない場合はブラウザを再起動すると良いみたいです。ブラウザを一端閉じて終了してから、ブラウザを再起動して、放送時間内に放送ページに戻れば良いです。
音質が悪いと言われる場合はニコ生の設定で
音質重視△==========映像重視を[音質]側にします。
ダイナミックマイク対応を謳っている製品ですが、マイクブースト機能がダイナミックマイク向きっぽいです。
普通の3.5mmのプラグインパワー用のマイクを変換プラグを使って使用する場合で、ノイズが気になる場合はマイクブーストをOFFにしてから、マイクの音量を調節します。
今のところの評判
良くない。再生用には問題ないが、マイク録音がいまいち、生放送にはいまいちな感想。
Creative製品の毎回の事ながら、ドライバの出来がいまいち、な意見を聞きます。
標準プラグのヘッドホンを持っていなくても、同梱のRCA-ステレオミニ変換ケーブル(変換プラグ)を利用すれば、3.5mmプラグのヘッドホンを使うことができます(でもヘッドホンが無い場合はこの機会に買ってみるのも良いんじゃないかと思います)。
RCA(オス)-3.5mmミニ(メス) ステレオ変換ケーブル(変換プラグ)が同梱。
推奨スペックが『IntelR Core™ 2、または同等のAMDRプロセッサ2.2 GHz以上,1GB以上のシステムメモリー』と高め。
6.3mmステレオプラグ(またはステレオ変換プラグ)で接続しないとFMEでステレオ放送時にマイクが左onlyに。
こんな場合に
Creative製品好きな人。
ノートパソコン。
放送あまりしないから、音楽再生に使いたい場合。
個人的には生放送用には汎用性低いかなと思います。マイク左だけになっちゃう方が多そう。
ところでフォノイコライザーって何なの?
簡単に言うと、フォノイコライザーはレコードを再生するときに使うものです。ONKYOのサウンドカード製品等でフォノイコライザー機能のあるものを見かけます。
SB-DM-PHDは、フォノ入力とマイクは同時に使用できないので、ニコ生で使われることは無さそうです。もし使うとしたら『レコードを再生する放送』になるかと思われます。
普通はアナログソース(レコード)のデジタル化(録音してファイルに保存)に使います。
ファームウェアのアップデート
『マイクミュートを解除すると、致命的に動作が安定しない(再生音が消える)』不具合が有ったのですが、ファームウェアアップデートで改善するっぽいです。
『Sound Blaster Digital Music Premium HD ファームウェア』が公式ページからダウンロードできますので、上記の不具合で悩んでいる場合には、ファームウェアのアップデートをお試しください。
公式ダウンロードページ
Sound Blaster -> X-Fi -> Sound Blaster Digital Music Premium HD
http://jp.creative.com/support/downloads/
感想
「再生には良いが、録音にはいまいち、とききました。よくわかりませんが、どうなんですか?」
「生放送のときに気になってくるマイク録音品質がよろしくない、気がする(手持ちのダイナミックマイク、プラグインパワーマイクどっちにしてもマイク音質がよろしくない)。あと、マイク端子が無駄にステレオなのか普通のマイク使うと左に寄るし、結構使いにくい。」
「んでもって、X-Fi GO!やX-Fi Surround5.1にあるマイクエフェクト機能が有るんだけど、Digital Music Premium HDにはマイクエフェクト機能が無い。のでカラオケ枠用途ならまだGO!等の方が生放送メインで使うなら満足度高いような。」
「SPDI/Fをステレオミキサーに乗せられる、という低価格帯では見かけない機能があるのが利点っぽいけど、ステレオミキサー経由にするとSPDI/F音質がそれなりに落ちるっぽいし、なんだかなー、って感想。」
「生放送用に買ってみたけど、結局ライン入力用にしてたり、音楽鑑賞用になってて、放送用のマイク接続やステレオミキサー機能用の機材は別の製品を買いました、ってなる人が多そうな製品。生放送利用や、ダイナミックマイク利用が主目的なら別の製品をおすすめするよ。正直ダイナミックマイクをX-Fi GO!に接続しちゃった方が(非推奨だけど)まだ使いやすいんじゃないかと。」
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